2014年08月25日

ご無沙汰にもほどがある?

 何かと忙しかった・・・と言うのは,よくあるいい訳です。ともかく、ホントにブログお久しぶりです。
暑い夏・・・それだけで、もうぐったり・・・というのも、クーラーなしのうちですし、トロトロ動く扇風機しかない・・・ともかく真夏日、猛暑日、ダイレクトに襲って来るという日々にヘトヘト、さらにうちの猫が具合悪くて、もうヨレヨレ状態。そのネコになんとか,食事をさせたい・・・と,ホントにあれこれ、与えてみても、だいたいが「ふん!」って感じで拒否されて、これがダメなら、こっちはどうだ?みたいな、ネコとの対決?も忙しくて。さらに、つれあいのやっている会の20年のシンポジウムをまとめた冊子の刊行に四苦八苦など、もう暑い夏に七転八倒でした。
 盛大なブログをサボっていたいい訳、本当はまだまだあるんですが・・・まあ、それはさておき、
昨日は久々に新宿、紀伊国屋サザンシアターにこまつ座公演「兄おとうと」を見に行きました。

aniotouto.jpg

 政治学者の吉野作造と、10歳年のはなれた弟で高級官僚の信次、二人の兄弟は会うと喧嘩?しかし、その配偶者は頭も良くて機転もきいて、チャーミングな実の姉妹。めったに会わないものの、会えば喧嘩ばかりの兄弟に、妻も巻き込まれ、さらに、財布泥棒やら説教強盗やら・・・時代を経てもいろいろトラブルに巻き込まれて行く・・・そんな中で、作造の「政治は国民を基にする」という大正デモクラシーの思想を訴えかける作品。
 音楽劇とあって、朴勝哲の演奏するピアノにのって、歌われる数々の楽しい曲。あの吉野作造が歌い踊る・・・って,ちょっと信じがたいようでもありますが、演じる辻萬長さんのひょうきんな雰囲気に、堅物役人的な信次を演じる大鷹明良さんのコンビが面白い。まさか?でも、歌って踊る・・・「兄おとうと」。
 物語としては、吉野作造が国民の立場からの政治を目指そうというメッセージが,いつの時代よりもいま、迫って来る感じ。「虐げられた庶民のなぜ?が国の流れをかえる」とか、「国も一つのおにぎりと似ている」というちょっとビックリの国家論。国のおにぎりの中心にあるのは,梅干しではなく「そこに住みたいという人々の意志」そして「そこで安心して暮らせるところであってほしいという願い」、その思いを込めた憲法・・・となるようです。そして,「憲法は国民の考えを反映して、法律に優先するもの」とする。これは、今こそ考えてもらいたい,見てもらいたいテーマですが、堅苦しくない、なにより面白い。
 「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと」という井上ひさしさんの信条がまさに盛り込まれた作品。いま、特定秘密保護法やら集団的自衛権など、憲法がないがしろにされつつある時代に、あらためて見て多くの方に考えてほしい芝居です。

 作造の辻萬長さん、弟信次の大鷹明良さん、作造の妻の剣幸さん、信次の妻の高橋紀恵さんの4人は固定した役ですが、そのまわりで財布泥棒や警官、夫婦者の説教強盗など様々な役を演じ分ける小嶋尚樹さんと宮本裕子さんが芸達者で・・・すごく楽しめました。
 深いテーマを面白く考えさせる・・・見応えのある作品でした。
posted by norarikurari at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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