2013年12月11日

ミゾゴイってご存知?

 ミゾゴイはサギ科の鳥で、日本には春に南からやって来て繁殖をする夏鳥です。ツバメと同じ夏鳥とはいえ、ほとんどその名も姿も知られていないかもしれません。色も地味だし、生息する環境が川や沢の近くの湿った林ということで、あまり人目につくこともない鳥ですが、日本で繁殖するため、国内の自然破壊の影響を受けやすく、現在、、世界に1000羽以下と言われるほど、絶滅が危惧される野鳥です。環境省のレッドデータで絶滅危惧TB類、国際自然保護連合のレッドデータでも絶滅危惧TB類に指定されるほどです。

 今年3月、東京都あきる野市の深沢川で、砂防工事と言う名目でミゾゴイの営巣木がすっかり伐採されるという事件があった。あきる野市はミゾゴイの営巣を知らなかったというが、地元の西多摩新聞が2年ほど前にミゾゴイを調査研究する市民の川名国夫さんによって、『ミゾゴイの営巣を確認』とかなり大きな記事にしていたのに・・・。あきる野市は自治会などからの要請もあって、東京都西多摩建設事務所に砂防工事を依頼。無惨にも一帯の樹木は伐採され、高速道脇の崖などでお馴染みのコンクリート枠をはめ込んだ無粋な工法が使われてしまった。川名さんら市民の抗議もあって、市は「今後配慮する」としながら、さらに上流へと工事を続けている。ホント無神経だ。

 その川名さんから『ミゾゴイ〜その生態と習性〜』という貴重な調査の集大成の著書をいただいた。春に渡って来たミゾゴイがつがいとなり、産卵、抱卵、子育て、巣立ちまで、見事な写真撮影で紹介されている。
 ミゾゴイはとりわけ警戒心の強い野鳥と言われ、カラスなどに対して首を長く伸ばしじっと固まった状態になる擬態をとるが、川名さんに対しては警戒がないような、いわば家族団らん的姿まで見せている。ホントに驚くばかりだ。

 これまで知られていなかったミゾゴイの生態や習性を解明したこの1冊、鳥好きはもちろん、環境問題に関心のある方にも是非是非、手にしていただきたい。きっと驚きと感動をうけることでしょう。

 ネット通販で入手可能。『ミゾゴイ〜その生態と習性〜』で検索するとアマゾンHPへと飛んで、購入が可能です。定価1500円です。
posted by norarikurari at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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