2013年06月26日

梅雨の晴れ間の観察会

 6月23日は江戸川の自然環境を考える会主催定例観察会でしたが、その前日の22日は自然通信を何とか仕上げて,印刷屋さんに発送できるようにするため、大忙し。時間とにらめっこという感じで、なんとか仕上げたものの,こう言うドタバタにはうっかりミスがつきもの・・・と不安が残ります。

 ともかく、23日は天気に恵まれ、6月の観察会ながら雨具の心配なし。今年は天気の当たり年のようで,1月から6月まで雨に降られずに実施できたのはなにより。今回は「利根運河とコウノトリ」ということで、集合の東武野田線梅郷駅から出発。まず野田市の二ッ塚を目指します。ここはかつて、貴重なヒメアカネが生息した場所。しかし,田んぼが休耕して荒れてしまい、ヒメアカネの姿も見られなくなってしまった。林縁の樹木など観察しつつ、目指すは江川地区ビオトープ。林の中はひんやり涼しく、日向も風が吹き抜けると、暑さはさほどではない。
 江川地区ビオトープは,利根運河に隣接する長い平田とその周辺の斜面林を含め、90haの広大なビオトープ。この日は、市民農園で草取り作業に大勢の人が参加して,それはにぎやか。湿地再生のシンボルとして、昨年12月から飼育の始まったコウノトリのつがいが5月に産卵、6月初旬にヒナがめでたくかえり、目下子育て真っ最中。ということで、見学はしばし中止となっている。
 飼育舎を遠目に見て、無事育つことを願い、午後の部、スタート。田んぼ脇の珍しい植物、イチビの説明。江戸時代、貝原益軒の「大和本草』にも紹介されたイチビは、その皮から縄や布を編み、茎は灯心としたという。

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 利根運河に出て、ここで運河初体験の方々に運河の歴史の説明など。明治23年(1890年)に通水した運河は、舟運で栄えたが、やがて陸路の発達につれ衰退。昭和16年(1941年)閉鎖となり、その後昭和50年(1975年)に利根川の水を導水する暫定水路として復活。第2の役目も終わった今、優れた景観と豊かな自然を後世に残したいと協議が続けられている。しかし、運河周辺の開発もじわじわと浸食してきている様も、今回の観察会で見て取れた。これ以上の景観破壊が進まないことを願うばかりです。

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 東京理科大の理窓公園は貴重な自然が残り、四季折々の自然が楽しめる有り難い場所。ここを経て、運河駅まで、けっこう歩いた感じが足に残った定例観察会、無事終了しました。
posted by norarikurari at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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