2012年03月04日

報復はむなしい・・・!!

 本日、野田秀樹さんの芝居『The Bee』を見に行きました。これはある意味、野田さんの作戦にまんまと引っかかったと言えなくもないかもしれません。新年に届いた野田さんからの手紙?に『海外から素晴らしい作品や役者やらが訪れているのですが、日本のお客様はなかなかそうしたものに目を向けない。心が向かない傾向にあります』『英国俳優キャサリン・ハンターは稀代の怪優です。こんな役者が日本にやってきて、小さな劇場で目の前で誰も見たことのないような芝居をしてみせるというのに、それを見ない手はないぞ、日本のお客さーん』ということだったので、思わずチケットを取ってしまいました。

 池袋の東京芸術劇場が改修工事のためか?水天宮前駅に近い学校の校庭につくられた水天宮ピットでの公演。確か、以前にも公演があったと思うけれど・・・そのときは見ていなくて・・、今回初見でした。これは9・11、あのワールドトレードセンターへの突撃とアメリカのイラク戦争への野田さんなりの答えでしょう。

 ある日、サラリーマンの井戸が帰宅しようとすると、脱獄犯によって自宅は妻子を人質に取られていた・・・そこから、井戸の報復が始まる・・・ということですが、結局むなしい・・ただ単にエスカレートして行く状況をみせつけられる・・・ということだったようで、これはブッシュ元大統領に見せるべきものかなぁ??でも、結局、野田さんが指摘するように、人間はだれでも、自分には甘く、他者には過酷だと言う・・・「暴力」と「不寛容」への傾斜を危惧するからこそ、その状況を改善するには、まずは事実を知ることでしかない・・・ということでしょうか??

 ついでに、昨年の『南へ』でも感じたけれど、野田さんはマスコミの傍若無人な取材ぶり?特にTVのずかずかと踏み込むような取材に対して、痛烈に批判的に描いているように思いました。しかし、その野田さんの思いを分かることはTVのWS取材陣には??ないのかなぁ??

 ともかく、言語の違いを越えて、ダイレクトにメッセージは届いた・・・と言える芝居だったと思いました。多分、芝居が終わってからも見た者は何度も反芻して・・・考えさせられる・・・ということは、やっぱり、ブッシュのみならず、世界の権力者が見た方が良いようにも思いました。
posted by norarikurari at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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