2009年11月19日

奇妙な人生

 今週も火曜日は翌日に返却しなくてはいけないレンタルDVDをあわてて観て夜を過ごしました。
 今回の映画は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』です。80歳で生まれ、ふつうのひととは逆の人生をたどって行く・・・そんな奇妙な、ありえない人生をたどる男を淡々と描いた映画って印象でした。

 もっと、あくどくも、面白おかしく描くこともできただろうけれど、そんな悪趣味でなくて・・・良かった。

 なによりも、ふつうとは違い過ぎる人生にもっと困惑したり、自暴自棄になってもよさそうな主人公ベンジャミンが、自らの運命を静かに受け止めて生きて行く・・・って・・・ある意味すごいことだと、見終って改めて感じました。

 恋をして・・でも、恋人と逆に若返って行くって・・単純に喜べないだろうな。そして、老いて行く、いつの間には母親のような立場に変わっていく女性もつらいだろうし。

 ブラッド・ピットとケイト・ウィンスレットがそんな奇妙な人生を生きる男女を巧みに演じていました。

 結局、お互いに共に年を重ねて老いて行くふつうの人生が幸せだと感じさせてくれたような・・・。
 この奇妙な人生をリアルに見せた映像とメイク技術にも感心しましたが、最後のクレジットではじめてスコット・フィッツジェラルドの原作と知ってビックリしたって、お粗末。
 
 1920年代、『ロスト・ジェネレーション』の旗手、『偉大なるギャッツビー』やら『夜はやさし』を残したものの、波乱の人生を送った彼ならでは・・・の発想だったのかなぁ。

 この、若返るというのとはちょっと違うけれど、不老不死の薬を飲んでしまった中世イタリアの王を主人公に、老いて行く恋人を何人も何人も送るむなしさに不死の悲しみを描いたボーボワールの『ひとはみな死す』だっけ?も思い出しました。それにしても、ボーボワールも流行らなくなったなぁ。

 つまらないことに思いが脱線して行くけれど、気づくと11月も残り3分の1。すでに真冬の寒さに・・・、なんとか暖房器具を出さずに無駄な抵抗をしています。寒いので、これから、ピョンピョン体操でもするかな?ふらふら
posted by norarikurari at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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