2016年06月06日

コウノトリと野田市長選挙

 千葉県野田市長選挙に関する6月6日の新聞報道では、根本市長が推進してきたコウノトリをシンボルとした自然再生への取り組みについて、2人の候補者が「コウノトリ放鳥事業は中止する」とか「コウノトリ放鳥事業は形はかりで結果が出せていない」などコウノトリ放鳥事業について中止を訴えている。
 本当のコウノトリ放鳥事業は、野田市が多様な生きものたちと一体化した住み良いまちづくりを目指し、豊かな自然環境を次世代の子どもたちに伝えてゆきたいとの思いを込め込め,将来を見据えた事業である、そのことを理解していないことは、きわめて残念である。今や,国、県が認め、全国的にこの取り組みが評価されているのは紛れもない事実であり、遠くの地へと自由に羽ばたくコウノトリは,野田市のPRにも大きな役割を果たしていることを強調したい。
 根本市長が取り組んできた先駆的事業を中止させることなく、コウノトリをシンボルとした自然再生事業を継承できる、鈴木有後者をぜひ支援していただきたいと、これはつれあいの意見でもある。

 野田市長選挙は6月12日投開票です。野田市江川地区の自然再生、水田型ビオトープ、減農薬、黒酢散布、コウノトリの棲める環境づくりにじっくりと取り組んできた根本市長の画期的な施策を否定することは、21世紀の歩む方向性に逆行することになると・・・危惧しています。ぜひ、事業が継続されるようにと願っている次第です。

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posted by norarikurari at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

追悼公演「尺には尺を」

6月5日(日)午後1時30分開演 そのB席が取れる訳もないだろうけれど...ダメもとって感じで、ぴあの先行予約に応募したら,なぜか取れた。という訳で久々の観劇となったのですが,なんとこの日は、国会前で参院選を見据えての大集会があるとか?いつもなら,真っ先に駆けつけたいところですが、ごめんなさい・・・、今回は5月12日に亡くなった蜷川幸雄さんの追悼公演になったこともあって,すでにチケットをゲット済みの観劇を選択しました。

 さいたま芸術劇場は2003年の「ペリクリーズ」以来という、実に長いご無沙汰でした。路線やら時間を確認して、なんとか無事到着。なんか,とても・・遠い劇場という印象でしたが、乗り換え時間を除けば,乗車は1時間弱くらいでした。
 ともかく、この芝居については,まったくの予備知識なし。シェークスピア劇の中でも知名度は高くないと思うけれど、見終わって感じたのは、400年前とは思えないほど、現代にも通じる芝居で、さすが、シェークスピア、まったく古びていないと驚く。400年以上前の物語だから、結婚前に婚約者を妊娠させたとして死刑宣告は・・・いくらなんでも現代には通用しない・・・とはいえ、その死刑を宣告されたクローティオの妹が頭脳明晰、清楚で論理も弁も経つ女性って、シャークスピアは当時にしては珍しいフェミニストだったかも?『ベニスの商人』にしても、女性がカッコいいですから・・・そこも、現代感覚に合致しています。 
 蜷川さんの最後の演出作品ということですが、冒頭、まだ芝居が始まる前から、舞台では三々五々に役者が集ってきて、それぞれにストレッチや発声練習など楽屋裏をみせていく演出が面白いでした。観客が入って来る様子と,舞台の準備が進む様子がシンクロして面白く,ワクワクしました。 
 舞台はウィーンということでしたが、なぜウィーンだったのか?ま,それはさておき、街を統治する公爵が後輩貴族に全権委任して,旅に出ると見せかけて,修道士に変装して権力がひとをどう変えるかを観察する・・・ということで、結局,この芝居の主人公はこの公爵ヴィンセンショー、演ずるは辻萬長、硬軟縦横に演じてさすがです。全権委任されて,いわばその手腕を試される貴族アンジェロは藤木直人、死刑宣告されたクローディオの妹で、兄の命乞いに奔走するイザベラに多部未華子。
 権力と正義,罪と罰・・・きわめて難しい問題は,シェークスピアの時代から現代まで試行錯誤の繰り返しなんですね。為政者はどうあるべきか?まさに今の問題提起となっています。
 というわけで、「シェークスピア,面白い」と満足の芝居。カーテンコールに,蜷川さんの遺影が登場、これから、蜷川さんのいない時代を生きることになるのだなぁ・・・と、蜷川ロスを実感した瞬間でした。
posted by norarikurari at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする