2013年11月26日

申し分のない天気の観察会

 あれよあれよと11月も日が過ぎて、24日は江戸川の自然環境を考える会の定例観察会です。約20年くらいやっている観察会の中でも、1、2と言えそうな快晴。風もなく、11月とは思えない暖かな観察会日和となりました。

 松戸駅から新京成線に乗車、ガタゴト、くねくねと走る電車で目指すは滝不動駅。ここで待っていた参加者が多くてビックリ。総勢30人近くなる集団で、いざ、船橋市の海老川源流をたどるコースに出発です。このコース、かつては何度か訪れたところですが、最近はすっかりご無沙汰だったので、歩き出してみると、記憶はとびとびにしか残っていない事に気づきました。
 
 駅から住宅地を通り、江戸時代、小金牧、下野牧など馬の放牧が行われていた地に残る野間土手跡に出て、目指すは滝不動金蔵寺。ヒノキとサワラが並んでいると言う事で、樹木の見方などから観察スタート。境内には紅葉が色づいて、美しい。まさに『秋』を感じるとき。このお寺の中に、海老川源流の湧水?滝があり、現在は周囲をコンクリートで固められているが、それでも水は流れ出ている。

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 広い日大グラウンドは以前は通り抜け自由だったが、いつの頃からか規制が厳しくなり、残念ながら迂回するはめに。急傾斜を下り細い流れの金杉川脇に出る。船橋市の馬込霊園に隣接するこの流れは自然のまま素堀の状態とあって、夏にはホタルも飛ぶようだ。

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 細い流れの脇をたどって、チョットした探検気分。船橋市とは思えない渓谷のような雰囲気も。昔ながらの田んぼの風景もわずかに残るあたり、北谷津川と合流地点に近づくと、鋼矢板の無粋な川へと変貌。その先には金杉自然の森があり、やや常緑樹の暗い森ながら、保全されている貴重なところ。さらに元金蔵寺があったという地にはアカガシとムクロジの大きな木があり、ドングリやムクロジの実を拾う。お昼を過ぎたので、急いで運動公園へ。ここで昼食。記念写真も撮影して、午後は、夏見緑地沿いに歩いて、林縁の植物観察も。林の間の坂道を登るのはわずかな距離でも山の中の気分。

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 夏見団地を通り抜けつつ、ここでも色鮮やかなイチョウやモミジの紅葉を愛でる。アップダウンのある変化に富んだ地形を活かした長津川親水公園を通って、ゴールは東武野田線・塚田駅。親水公園からの深い鋼矢板の水路にはコガモが何羽も見られた。
 
 都市の中にわずかに残る自然をたどり、ほんのささやかな自然が人々にも生きものにも、なくてはならないものである事を実感した観察会でした。
posted by norarikurari at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月18日

小春日和の野遊び道場

 11月17日は、 まさに小春日和となって、子どもたちとの自然観察には申し分のないお天気。葛飾区郷土と天文の博物館が主催する『江戸川野遊び道場』の11月観察会は午前10時に北総電鉄・北国分駅集合。これはうちの最寄り駅ということで‥‥‥身近な自然観察を毎年行っています。

 午前10時、まずは堀ノ内貝塚に隣接する細い雑木林へ移動。ここは、かつてのこの土地の履歴を現す雑木林ですが、鉄道が通り、住宅地開発によって、ほんのわずかに帯状に残った林。コナラ、シラカシ、クヌギなどドングリを落とす木のそのドングリの違いを拾いながら学習。ドングリから根っこを出しているものを見つけた子もいて、ドングリは最初に芽を出すのではない、根が先って、始めて知ったかも?小さな林にも、チョットした発見は多い事に気づいてもらえたかな?

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 ここから、堀ノ内貝塚へ移動。さっそくに枝を垂れたムクノキ。その枝には黒く熟した木の実がたくさん。そこでお味見?さて?その感想は・・・とおもったけれど、いまでは、豊かな食生活に、ムクノミのありがたみもやや薄れ加減?それはそれとして、この堀ノ内貝塚は、縄文時代の貝塚。貝塚の下、目下外環の工事中の低地は縄文時代は海だった・・・そして、当時の人々がここに食べた貝を捨てた・・・それがこの貝塚って、歴史の不思議も感じられたかな・・・。

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 堀ノ内貝塚を通り抜けて、今回は小塚山へと足を延ばし、フィールド・アスレティックで思う存分遊ぼうと言う試み。まあ、時間がなくて、たったの30分でしたが、それでも大いに楽しめたようで、何よりでした。

 ただ、移動に時間がかかったりして、用意していたカードゲームはできなくて、残念。次には、ぜひやりたいなぁ。


 ともあれ、子どもたちにも楽しんでもらえたようで、何よりの野遊び道場、今年最後の観察会でした。
posted by norarikurari at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月03日

問題を明らかにする

 あれ?気づきと早11月です。残り2ヶ月しかなく、夕方5時には日暮れている・・・・って、なんとも気ぜわしい時期となってしまいました。こういう時期になると、キリギリス的なのんき人間はアタフタしちゃいますね。ホントに、この冬の時代をどうしたものだろうと戸惑う感じになります。

 そんな日々に、本日は東京芸術劇場へ野田地図(NODA・MAP)の第18回公演『MIWA』を観劇に行きました。人気の芝居で、先行予約とはいえ、日曜のマチネーが取れたのはラッキーということでしょうね。

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 これは、『MIWA』といえば、あの美輪明宏さんがモデルの芝居です。はたして、どんな芝居になるのか?事前の情報もまるで知らないままに観劇した方が、より刺激的で面白いのでは・・・と思って、いわば白紙でこの舞台と出会いました。

 キャストは MIWA=宮沢りえ 赤絲繋一郎=瑛太、マリア=井上真央、オスカワアイドル=野田秀樹、安藤牛乳=古田新太など。

 『MIWA』は美輪明宏さんをモデルにした芝居です。その履歴はすでにご本人が本にもし、TVでも語っておられる・・・それをどう料理するのか?と思ってしまいますが、野田さんは美輪さんの両性具有的特徴に天草四郎やら隠れキリシタンなどありつつ、何よりも印象に残ったのは、共に長崎出身という事で、あの長崎への原爆の投下・・・。
 その事への怒りと、単純には言い切れないかもしれない複雑な思いが、舞台に見事に表現されていた。アナログの舞台での、原爆投下はより一層、よりリアルに迫ってくるものがあったので、思わず涙がこぼれました。
 
 戦中、戦後と時代は変化しつつも、美輪さんが抱える問題は容易くはなく・・・、三島由紀夫の市ヶ谷自衛隊での事件も含めて、深く時代を共になぞった感じもしました。当然、美輪さんの『ヨイトマケ』やら『愛の讃歌』などの歌も流れて・・・・でも、それは出演者は口パクってことは残念となるような気もしました。
 今、この時代に何を訴えたいのか?という事では、野田さんの意図をまだ読み解けていないかも?なにしろ、2011年の3月11日以降、すべての事はたやすくはない、なんとも複雑になっている事態ですから、それをかかえている私たち、でも、なんとか解きほぐしていけるように・・・想像力駆使していかないと・・・と思った芝居でした。
 
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posted by norarikurari at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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