2010年09月29日

秋晴れの観察会

 過酷とも言える夏の暑さが9月になっても衰えず、秋はどうなったのか?と不安がつのったが、ようやく、本当にようやくのことで、一気に気温が下がって、秋となりました。でも、夏に降らなかったからか、ここでその分をまとめて・・・って感じで、雨続き、そんな中、9月26日は何と、朝からさわやかな秋晴れとなりました。

 7〜8月とお休みした江戸川の自然環境を考える会・定例観察会には、まさに絶好のお天気。というわけで、午前9時松戸駅集合、新松戸〜南流山経由、つくばエクスプレス・柏たなか駅からのスタートです。お天気も良く、久々の観察会、しかも、朝日、読売両紙の行事予定欄に案内を掲載してもらえたので、参加者は40名の大所帯となりました。

 まずは、柏市の吉祥院を目指して、まだ田園風景が残るのどかな道を歩く。吉祥院には、ケヤキの巨樹に、カヤの大木もあって、なかなかに見事。


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 カヤの実も落ちていて・・・、煎って食べられると知らなかった方が多いよう。

 ここから、田中調整地へと下る。利根川の洪水時にはここに水を入れるという田中調整地は、広大な田んぼ。すでに稲刈りもほとんど終わりに近い・・・・。ここをつくばエクスプレスと常磐道が横切っている。遠くに見える筑波山は、実際にはかなり大きくくっきりと見えたのに・・・、写真になると、あらまぁ・・・影が薄い。


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 庚申塔やニホンミツバチの巣が珍しい医王寺を経て、利根運河に出た。
 利根運河を渡り、野田市が保全する90haの江川ビオトープを目指す。ここは、水田型ビオトープとして保全されていて、その一部には市民農園もあり、8月末に稲刈りも盛大に行なわれたという。
 オオタカ、サシバのすむ自然豊かなこの地が将来に渡って保全されることになったその経緯を8月の運河塾で、野田市長、根本崇さんが話されたことは、以前に御紹介したが、その現場をみなで実際に見ようと訪ねた訳です。

 ちょうど、この日、利根運河の生態系を守る会(この会の代表もつれいあ)の猛禽調査班がサシバの渡り観察会を行なっていて、午前中に90羽以上のサシバの渡りを観察できたとか。これまで、なかなかタイミングがあわなかったけれど、今回は、前日に台風が過ぎ、ちょうど秋晴れとなって、サシバも「待ってました」という感じだったようです。


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 江川ビオトープを管理する野田自然共生ファームの管理所をお借りして、昼食。その後、江川ビオトープや利根運河の将来像について、コウノトリの舞う光景を実現するための取り組みなど、つれあいが説明。記念写真も撮影して、午後の部、スタート。

 利根運河の堤防には、秋の野草が咲きだしている。ツルボやツリガネニンジンなど、可憐な花が風に揺れている。ワレモコウにはまだちょっと早いようだ。


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 国道16号を渡り返して、東京理科大の理想記念自然公園へ。雑木林や池など自然を保全した貴重な公園は、静かで心落ち着く場所。

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 ここは、カワセミもお気に入りの池で、我々の目を楽しませてくれました。

 お天気に恵まれた久々の観察会、やはり、のんびりと自然の中を歩くと、見るものすべて、特に目新しくなくても、単純に楽しかった。怪我も事故もなく無事、運河駅で解散しました。
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2010年09月22日

秋はどこに?

 2010年の夏の暑さにはほとほと参りました。それに、もう彼岸だと言うのに、夏の暑さがぜんぜん衰えていないのは、異常です。明日からは幾分涼しくなるとの予報のようですが、本当だろうか?と思うような・・・・、小さな秋さえ、さっぱり見つからない?でも、セミの声はいつしか、聞こえなくなってしまいました。

 庭のヒガンバナ、やっと、蕾みが伸びて来た状態、ようやく一輪だけ咲いてけれど、気温が高過ぎて、咲くに咲けなかったのだろうか?お互い、たいへんな思いをしましたね・・・と、声をかけたくなりました。


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 先日、友人から電話で、「エアコンなしで、良く耐えられたね」と呆れられたけれど・・・、この夏のお楽しみはもう、仕事を終えてからお酒を飲むことだけだったような??
 これまでは、焼酎の水割りだったけれど、この夏は、どうも水割りでは物足りないと、つれあいが言い出し、ジンジャーエールやらグレープフルーツジュースを適度に加えて、自家製カクテル風?氷たっぷりで飲むのが、流行りで、良く飲んだなぁ・・・って、ぜんぜん、自慢にもなりませんが・・・。そして、夜はほろ酔いで過ぎて行き、あれよあれよと・・・9月も残り少なくなって来てしまいました。
 
 でも、秋だなぁ・・・という風情がないもので、あまり実感が湧かないけれど・・・今年も残り少なくなって来たんですね。「お前は何をしていたんだ?」と、考えるのも面倒で・・・、ブログの更新もさぼって・・・、怠け癖だけはしっかり身につきました。
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2010年09月14日

里山でトンボ観察

 暑い、暑い夏がようやく、少しだけ勢力を弱めて来たようです。それでも、日中はまだまだ暑い・・・。そんな9月12日は江戸川野遊び道場で、子どもたちとトンボ観察です。今年は、トンボに着目、6月に赤トンボの羽化を観察した同じ場所で、再びトンボ観察です。

 北総鉄道、印西牧ノ原駅に午前9時集合。めざす谷津田へレッツゴー!!手に手に補虫網を手にした一団が進んで行く。

 到着した田んぼには、トンボの姿が・・・。あれは、ウスバキトンボ。ふわふわ飛んでいるようでも、なかなか捕獲は難しいぞ。翅先に黒褐色の斑があるノシメトンボが多い。林縁には、マイコアカネ、マユタテアカネ、ナツアカネも。

 まず、補虫網を振り回してみて、なかなかトンボの捕獲はむずかしい。トンボの目は、とびきり良いので、そう簡単にゲットはできないけれど、それでも、何度か挑戦するうちに、コツをつかんできて・・・・、まずはノシメトンボ、ゲット。

 分かりやすい特徴のあるトンボだから・・・、おぼえてもらえたかな?さらに、シオカラトンボ、マイコ、マユタテアカネなど、捕まえられるようになってきて・・・、でも、オニヤンマは一筋縄では行かない・・・。


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 日本に生息する最大のトンボ、オニヤンマはなんといっても、魅力的。悠々と飛翔する姿は惚れ惚れするなぁ。でも、小さな水路にそって、ゆっくりと飛ぶのに、捕獲は難しい・・・。

 ハグロトンボ、オオシオカラトンボを捕獲した親子もいて、最後には、2〜3、オニヤンマを捕まえて鼻高々の親子も。


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 来月には同じ場所で、赤トンボ調査を行なう予定。アキアカネが山から戻って来ているはず。さて、昨年に続き、調査が上手く行くと良いけれど・・・・。

 残りの時間は小さな水路で、生き物探し。田んぼ回りで、ドジョウ、ヌマチチブ、ヤリタナゴ、ブルーギル、タニシ、マシジミ、ザリガニ、トウキョウダルマガエルなど、実にいろいろな生き物を見つけて、楽しい生き物観察は無事終了でした。

 里山で自由に生き物を探す楽しさ、こころを解き放つ開放感・・・にすっかり魅了された半日でした。
posted by norarikurari at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月11日

選ぶはスリリングな人生?

 9月9日、重陽の節句と何の関係もありませんが、青山円形劇場に『叔母との旅』を見に行きました。

 原作 グレアム・グリーン 演出 松村武
 出演 段田安則 浅野和之 高橋克実 鈴木浩介

 このキャストに即、チケ取ってました。


 
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 男4人で20人以上のキャラを演じわけるというけれど?円形舞台だけど・・・どうやって演じわけるの? いろいろ気になって、楽しみ!!

 50代半ばで銀行支店長を引退、ガーデニングを趣味に静かな日々を送るヘンリー。母の葬儀で50年ぶりに対面した叔母は、奔放、波乱に満ちた人生を歩んでいたらしい・・・。そんな叔母と旅に出ることになり・・・、ヘンリーの生き方にも・・・変化が・・・。

 予想をこえる芝居でした。なにしろ、ヘンリーを4人が演じ、さらに段田さんはスーツ姿のままで叔母になり、浅野さんは同じくスーツのまま旅先で出会う10代の女の子やら、ヘンリーに思いを寄せる老嬢、サングラスをかけてCIAのあやしい男などなど変身。
 高橋さんは叔母の若い愛人、叔母が人生をかけて愛する謎の男ヴィスコンティなどになり、そして、鈴木さんは、もういったいいくつ?ってくらい・・・警官になったり、ウエイターにも、フロントマンにも・・・etc.,・・・もう、目紛しいくらいです。

 で、旅といっても、トランクを列車に見立てたり、座席になったり...観客も想像力総動員です。

 シンプルなのに凝った演出に、芸達者な皆さんが、楽しんで演じているので、面白かった。

 グレアム・グリーンのかなり晩年の作品らしいけれど、ひとの生き方について、安全第一よりも、自分に正直に生きよう・・・とのおすすめです。奔放で、時に、危ない道も渡って行く叔母の生き方が魅力的だなぁ・・・・。
 とまあ、安全第一主義の私は、憧れちゃいました。
 

 

posted by norarikurari at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月06日

ネコと人間のかかわり?

 昨日は、相変らずの猛暑の中、えんやこらと渋谷のイメージ・ファーラムへと出かけました。

 以前に御紹介した『ネコを探して』というドキュメンタリー映画を見るために出かけました。うっかりものは、肝心のチラシを持参するのを忘れ・・・確か、青学の近く・・・ってことは、多分分かるよね・・・って、映画館の名前さえも覚えてないから、ひとに聞けない状態。

 
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 それでも、今を去ること二十数年前、このあたりに職場があった時期があり、多少の土地勘はないでもない・・・と、表参道から青学目指して歩きました。で、多分、表示があるでしょ?と思ったけれど、最初の青学脇の道にはなんらそれらしいものはなく?あれ、もう少し先だっけ?次の小さな脇道にもそれらしい気配はなく・・・え〜〜どこまで行くのかなぁ??と不安になる頃、角からすぐのところに、ありました・・・。イメージ・フォーラム・・・小さな映画館が・・・。

 さて、肝心の『ネコを探して』ですが・・・まったくネコ好きにとっても、なかなか歯ごたえ充分なドキュメンタリー映画でした。

 ネコって、「自由」「気まま」「反抗的」「魅惑的」いろいろに言われ出したのは19世紀になってから・・・。フランス革命を経て、芸術家にとって心をゆさぶられる存在となった・・・ネコ。ネコと人間のかかわりも時代とともに変化して行く・・・、ということで、家出したクロネコを追って、時空を越えた旅が始まります。
 
 最初に、日本の水俣へ。ここでは、ニホンチッソの垂れ流す廃液にまじる水銀に汚染した魚を食べたネコが、次に人間が中毒症状を引き起こし・・・、ネコはこの事件の因果関係究明のためにも、さらに多くの実験材料とされた・・悲劇的な被害の場所。

 ネコと人間のかかわりは決して明るいものばかりではないのです。

 でも、赤字路線の救世主が、ネコの駅長タマ・・・だったり、ひとの役に立つネコもいて・・・・。

 実は、各国のネコとひとのかかわりから見える現代社会の問題点を洗い出す映画だったのです。

 そこで知ったこと、英国でも、国鉄が民営化され、それまでケーブルなどをネズミの被害から守っていた職員、ネコがリストラされた・・・とか、あるいは、飼い猫の首に小型カメラをつけさせてその日の行動を確認すると・・・、単に思いがけない危険な道を何度も越えている・・・って事実だけで、危険の予防には役立たない・・・.ってことは、街中にふえる監視カメラもご同様と痛烈。

 そんな現代社会批判がよりいっそう、心に強烈なのは、日本のネコカフェなど、ネコが現代人のストレスを緩和するって・・・ネコと人間の関係として、かなり、いびつでは?ネコ本来の自由はどこ?
 ニホンだけではなく、アメリカでも、CAT HOUSEのように一晩ネコとすごしたいひとに場所を提供することもあるけれど、なんか、日本のネコに対する人間の身勝手ぶりがより気になりました。だって、可愛いという一方で、殺処分されるネコがまた無数にいる現実も。
 
 むしろ、上野公園だかのホームレスとネコの関係は、嫌みがなくて・・・本来のあるべき姿にも思えたりしました・・・。

 この事実の表現に関しては、フランス語は、もっと辛らつだったということですが、日本語でも充分シビアに思えました。ネコ好き以前に、もっと現代社会の抱える問題として、多くの方に見てもらいたいかも??
 
 で、結局、ネコとどうつきあうか?大げさに言えば、その人
の哲学があらわれる・・ってことかもなぁ。あんまり、愚かなつき会い方は恥ずかしいからしたくないなぁ・・・と思ったりしました。

 うちのネコに聞いてみなくちゃ・・・、いたらない飼い主ですが・・・ってね。


posted by norarikurari at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月03日

9月になっても・・・

 もう、9月です。7月、8月と、ただただ暑い毎日と必死で戦っているうちに過ぎてしまいました。もう、溶けてしまいそう?と思ったものの、何とか、ようやく生き長らえた気分。

 で、9月になれば・・・少しは涼風も期待できるか??と思ったら・・・・、まったく・・・の肩透かし。ぜんぜん、変わらない暑さで・・・、日中、外出すると、もう熱いオーブンの中?って感じ。
 それに、雨がまったくない。もう、ここは砂漠?って感じがするほど、雨がないですね。おかげで、余計に暑さが堪えます。

 カミュの『異邦人』では、殺人の理由は『太陽がまぶしかったから』でしたっけ?ともかく、それは殺人の理由としては、不条理だけど、この暑さに頭に来る・・・って感じは、ちょっと小説を連想してしまいました。

 そんな、いつも以上に暑い夏に、クーラーなしで、仕事って・・・頭もボーッとなってしまいましたが、それでも、なんとか、手掛けたリーフレットが出来上がりました。

 もう、誰もほめてくれなくても、「自分をほめてやりたい」って感じです。良く出来ました・・・って(笑)。
 
 明日納品なので..まだ、浮かれちゃいけないけれど。

 それにしても、心配なのが、この先、秋の長雨なんてことにならないでしょうね?なんか、帳尻をあわせるために、カラカラの雨なしから、一気に連日の雨なんて・・・、極端な天気になりませんように・・・。ホント、地球温暖化もお手やらかにお願いしたいんですが・・・。

 こんな猛暑の9月でも、不思議なことですが、いつしか虫の音が聞こえて・・、なんと・・・そこだけ、秋がきているようです。


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ススキに寄生するナンバンギセル。9月の観察会で、毎年、お目にかかれる珍しい植物です。さて、今年はどうかな?
posted by norarikurari at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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