
というわけで、頭の回転も完全に止まってますが、一応、6月27日(日)の定例観察会など、簡単にレポしておきたいと思います。
お天気は朝早くはまだ雨が降っていたものの、一応出発時間には上がっていた。そして、風が強い。湿気はたっぷりだか、それでも風が幾分不快感を和らげてくれる。
今回は『印旗沼周辺散策』ということで、スタートはJR成田線の下総松崎駅。駅前には店一軒ないという・・・田舎気分にいきなり・・・なれます。見渡すと、何軒か人家はあるものの、あとは一面の田んぼに青々と稲が育って、風に波打っています。そして、遠くに印旗沼が灰色がかって見える。
田んぼの中の水路、三面コンクリートに、クサガメのメスが落ちていた。つれあいは下見の時に、クサガメのオスが落ちているのを救出したというが、わずか数日で今度はメスが落下しているとは・・・・。生きもののことをまったく考えないからだ・・・と、怒りつつ、参加者のひとりが無事救出してくれました。

印旗沼の岸辺にたつと、あまりの風の強さに湖面は波立ち...、帽子が飛びそうで長居はできない。
土手下に降りて歩いていたら、小さな鳥が道の先にいて・・・あれ??もっと良く見たいのに・・・、とことこと草薮に逃げちゃった。ウズラかも??ということで、やっぱりもっと良く見たかったなぁ??
さらに、進んで行くと、今度は足元に小さなヘビが・・・・。子ヘビもびっくりしたようで、「ハァ〜〜!」と威嚇しています。さて、マムシか?なんて、ひとしきり観察していたら、頭上にでっかい鳥が低空飛行。「あれはなんだ〜??」と思った瞬間に、土手の向こう、印旗沼に消えた。参加者はみな、子ヘビに注目で誰も見ていないし・・・謎だ・・・。
強風のなか、印旗沼ののどかな風景を切り裂くのは成田高速鉄道の高架線で、開通が7月17日とあって、試運転電車が行き来している。
目指すは甚兵衛公園。立派なクロマツがランドマークとなっているここは、江戸時代の義民・佐倉宗吾が江戸幕府へ直訴に行く際、甚兵衛が渡し舟で命がけで送ったという史実に由来する場所として、今は公園となっています。

ここで早めのお昼をすませ、午後は、歩道のない印旛大橋をスピードを上げて通る車にヒヤヒヤしつつ渡り、印旛疏水路脇を通って、台地へと向かう。急な登りを上がると、風がなく、暑さに一気に汗が落ちる。暗い切り通しの崖には、小さなニホンアカガエルの赤ちゃんが、ロッククライミング中。下の田んぼで生まれて、ここまでのぼってくるのは・・・大変だったろうけれど、頑張れ!!
吉高のヤマザクラは、花の時にはたくさんの人で賑わうけれど、この時期にはまったく人気はなく静か。独占状態。樹齢350年以上と・・・その見事な樹形は一見の価値あり。

アジサイもちょうど見ごろ。さまざまな品種があって、品評会のようでもある。でも写真ではなかなか、色が思うに任せない。残念。
最後は、松虫寺によって、シナボダイジュやハンゲショウを見て、北総線 印旛日本医大駅で解散。蒸し暑かったけれど、見どころもあって、なかなか楽しい観察会だった。
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