2009年09月28日

溢れることを受容する治水!

 9月26日(土)は『利根川・江戸川流域シンポジウム2009』開催日です。主催は、利根川・江戸川流域ネットワーク(通称 ト・ネ・ド)。
 
 このシンポジウムのために今年始めから準備を開始、会場を押さえ、ゲストを選び・・様々な紆余曲折を経て、時にビックリのドタキャンにも逢い・・・、苦労を乗り越えて、ようやくの開催となった一部始終を間近に見ていたので、この日の到来はある意味・・・感慨無量??

 幸い、天気は快晴。室内で過ごすのがちょっともったいないほどです。

 ともかく、午前10時前に会場到着、松戸駅前、徒歩3分の松戸市民劇場。

 シンポジウム開催の挨拶に続き、流域で活動する団体からの報告。活動地域は異なっても、それぞれにユニークな活動をおこなっていること、相互に係わっている様子も分かりました。
 つづいて、最初の講演は明治大学大学院教授の北野大さん。ビートたけしさんのお兄さんとしても有名ですが、実際は環境化学者です。
 このシンポジウム、当初は、作家の椎名誠さんに依頼していた講演、諸般の事情でキャンセルとなったのは2週間前、その苦境を救って下さった・・・のが、北野教授。というわけで、感謝です。
 突然の講演でしたが『水の循環と河川』と題して、ユーモアあふれる講演をいただきました。

 午後はまず、新潟大学名誉教授の大熊孝さんから『溢れることを受容する治水へ』と題した講演。ちょうど、八ッ場ダム、川辺川ダムの問題がクローズアップされる状況だけに、ダム、河川、治水、利水、環境、さまざまな要素から見つめる時、本当に必要な事業なのか?あらためて問い直して、より良い環境を次世代にわたすべきだと・・・。

 負の遺産ともいえるダム事業の中止に悪戦苦闘する前原国交省大臣にも参考にしてもらいたいような?ダム建設中止を多くの人に納得させることのできるような・・知恵に溢れる講演でした。

 続いて、船橋漁協組合長の大野一敏さんから『三番瀬からのメッセージ』。現役の漁師さんだけに、磨き上げられた筋肉の持ち主、さらに、単に三番瀬のみならず、サンフランシスコ湾、チェサピーク湾の保全との比較などもあって、森と海をつなぐ川の重要性など短いながらも印象的なスピーチでした。

 最後は、大熊さん、つれあいと、トネド・ネットワーク代表の佐野さんがコーディネーターで座談会。
 
 『森〜川〜海、流域のつながりからまちと人の暮らしの明日を考える』と題してのトークセッションは非常に興味深いものでした。
 いま、ダム問題が注目を集めているが、治水対策としてダムはあまり役に立たない。地域への交付金がたっぷりあるから経済面で地元は目が眩むにしても、ダムはさまざまな問題を抱えていて、大歓迎すべきものではない。
 八ッ場ダムを例にすると、地質の悪いところに建設することでは、現在言われている以上の建設費、その後の維持費が必要になる。それはおそらく総額1兆円にもなるだろう。

 さらに、ダムの宿命が堆砂問題。これを解決する方法として排砂はまだ富山県出し平ダムで行なわれているのみだが、流域や海への影響も大きい。ともかく、ダムには砂がたまって、おそらく50年でダムの機能はなくなるだろう。多額の税金を使って、次世代に残すのが砂に埋もれるダムで良いのか?
 治水に関しては、もっと、柔軟に、多様な手法を検討した方が良い。人口減少もかんがみて、洪水があふれても人的被害のない方策など考えては・・と、大変考えるべき問題提起の多いシンポジウムでした。

 いままでの既存の考えをくつがえしていく提案は刺激的で、とても面白くて・・・、実に良いシンポジウムだった。だから・・ちょっと身びいきと思われるかも知れませんが、知的興奮を得られただけに、もっと多くの方に聞いてもらいたかったです。
 
 開催には多くの方の協力が必要で、ホントに大変だと思うけれど、ぜひ、また中身の濃いシンポジウムの次回バージョンを期待したくなりました。


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2009年09月25日

9月はどこへ?

 玄関のドアを明けたら・・快晴の秋の気配に・・・思わず『秋の日のヴィオロンの身に滲みてひたぶるにうら哀し』って……??ヴェルレーヌの詩だったかな?

 かなり記憶あいまいですが・・、ともかく、そんな言葉が脳裏をよぎって・・、秋深しです。

 秋の澄み切った空、乾いた空気、夏の暑さから冬へ向かう一瞬の穏やかな明るい日々って・・・、神様から授かった人生の贈り物のような・・気分がするのは私だけでしょうか。

 どこか、奇跡のような気分で、ありがたくいただいて、なんか・・得した感じ・・・と思っているわけです。
 
 ともあれ、先日もお知らせしましたが、明日、9月26日は、『利根川、江戸川流域ネットワーク2009』シンポジウム開催日です。色々のことがありましたが、何とか、乗り越えての開催です。

 チラシをアップしたかったんですが、容量制限を越えていると言うことで、最後まで問題だらけ・・の開催ですが...お時間がありましたら、ぜひご参加ください。

『ここから未来の川づくりへ
 〜個性ある豊かな川を次世代へ〜』

 
 松戸市民劇場  午前10時〜16時

講演:北野大さん

   大熊孝さん

パネルディスカッション
 
 などです。参加費無料ですから、お近くの方はちょっとのぞいてみて下さい。よろしくお願いします。
 
 
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2009年09月23日

あっけない5連休最終日

 ゴールデンウィークにも毎年思うのですが、特に何をしなくても・・・あらまあ・・いつの間に時は過ぎています。当然、シルバーウィークなど、あっという間。
 
 だからこそ・・・・まあ、こうして・・・ウン十年も過ぎちゃったんですよね・・・。

 ともかく、連休最終日ということで、ミニコミ紙の原稿を印刷屋さんに入れようと、休日気分は置いて・・・お仕事を・・しなくては・・・。
 
 しかし、原稿をプリントアウトするA3の用紙がない・・ということで、午前中にヤマダ電器に車を走らせて、用紙を購入。プリントアウトし、何度目かの校正・・・。
 にもかかわらず、おそらく・・あとでポカを見つけるのだから・・・ホント、おはずかしい。

 と・・・思ったら、A3用紙が足元から出て来て、何も、わざわざ車で買いに行かなくても良かったんだ(トホホ)。

 ともかく、校正をして、データを保存したフラッシュメモリーを印刷屋さんに発送することにして、郵便局のポストまで行ったら、運良く、赤い郵便車が横付けして、即集荷してもらいました。『ラッキー!!すごい!タイミング!!』と思わず言ったら、郵便屋さんも『良いことあるかも』って・・・。

 良いことはもうあったんですよね・・・。一晩、ポストに眠らずにすんで、明日にはきっと配達してもらえるでしょうからね・・.

 それにしても、ミニコミ誌を印刷屋さんに入れる時はちょっとした覚悟が必要で、引き返せない・・・って感じは、『サイは投げられた』というか、『ルビコン河を渡った』というか・・ある意味、怖さは常に感じますね。

 まあ、そんなことなど、どこ吹く風??


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 黒猫ゴンはのんきにお昼寝です・・・・。



 ところで、このブログのデザインが、どうもイマイチで...なんか気になる・・・ものの、個人的に作り替えるのも難しい??ようだと不安だし、・・・、市販のもの?にも満足も出来ず・・・どうしましょう。
posted by norarikurari at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月22日

秋晴れの厄日

 世の中はシルバーウィークとか?5連休です。

 まあ、我家も一応はそんな体制ですが、たいして、外出予定もなく・・・、単にいつもほど、仕事体制ではない・・・と言うだけの状態です。

 そんな中、20日は、久々の観察会でした。7月の高尾山は番外編でしたから、実質、7、8月と夏休み・・・。6月以来の定例観察会は冒頭からミスをしてしまった。

 松戸駅8時50分集合、9時1分の取手行きに乗り、我孫子で9時16分発の成田線に乗り換えるはずが・・・、なぜか、勘違いして、9時7分の我孫子行きに乗ったものだから、1時間に2本しかない成田線は当然、発車した後。次は9時47分までない・・・・。
 しかし、すでに成田線小林駅に9時50分集合でお知らせ済みです。じたばた、あたふた・・してみて、どうにもならない電車のダイヤ。勘違いした私が悪うございました。

 ということで、20分遅れで、ようやく、小林駅到着。すでに待ちわびていた参加の皆さんに、ともかく『ごめんなさい』・・・。幸い、寛大に・・・許してもらって、なによりの秋晴れのお天気に勇んで出発となりました。

 『初秋の谷津あるき』ということで、まずは、山門がユニークな龍湖寺を経て、物木の谷津へ。林縁にはマイコアカネに、ノシメトンボ、ナツアカネなどのトンボがいっぱい。刈り取りの終った田んぼの上を無数のトンボが飛んでいる。ひときわ大きいのは、オニヤンマ。「トンボっていろんな種類がいるんですね」と参加者もびっくり。
 
 ホトトギス、ヒヨドリバナ、ツリフネソウなど、秋の野草を愛でながら、歩いて行くと、県指定有形文化財の薬師堂山門や、樹形がユニークな大イチョウも見られて興味深い。

 何とかお昼に印西牧ノ原近くの公園へたどりつき、小休止。出発前に、記念撮影。
 午後は開発が進む地域、少し前まで、秋の野草が風に揺れていたところも、どんどん、更地にされていく。残された場所で、オミナエシ、ナンバンギセルなどを見る。ヤマグリは高くにイガが見えるが、ゲットはむずかしい。

 と、ここで、ドジ第2弾。ナンバンギセルの写真をとった後・・カメラになにやら見かけない表示が??あまりに唐突で吃驚して操作をミスって、この日に撮影した写真がすべて消えてしまった。どうやら、カメラのメモリー容量が越えるという事態だったらしい?けれど、上手く対応できなかったみたいで・・・トホホ。

 昼食後の記念写真も消えてしまったようなので、あわてて、もう一度、集合写真を撮らせてもらった。

 それにしても、谷津田を歩く参加者たちはもちろん、ホトトギスだ、ヒヨドリバナだ、大銀杏だと撮ったすべてがなくなって・・・、ショック。


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 わずかに撮り直した写真しかお見せできなくて、ホントに残念。


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 朝の失敗に、写真の失敗が重なって、久々の観察会は、すっかり意気消沈。久しぶりと言うことで、そもそも、スペア電池を持参することも忘れ・・・カメラの電池切れにヒヤヒヤだったんですが、それ以上のドッキリに、もうガックリ。

 これからは、集合時間、乗車電車の時間、さらに、スペア電池とカメラの容量チェックなど、しっかり確認しなくては・・・と肝に銘じました。

 秋晴れの本当に気持のよいお天気に恵まれた観察会でしたが、なんとも苦い味となりました。厄日だったのかな?
posted by norarikurari at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

怠け心にまどわされ?

 なぜか、バタバタと忙しく、別に政権交代とは何の関係もないのに・・・?がく〜(落胆した顔)

 気づくともう9月も半ばを越え、ヒガンバナは律儀に咲き、虫の声も少しトーンダウンしてきているような・・。いつの間にか、セミの声はぱったり消えて久しい。季節はドンドン過ぎて行く・・と、ただただ呆れています。

 台風接近かと身構えていたら、多少コースが東寄りになるみたいで、本州には被害は少なそう。なによりも、20日の日曜日、観察会に影響がなさそうなので・・・とりあえず、うれしい。わーい(嬉しい顔)

 今回は、JR成田線の小林駅(9時50分集合)から、近くの谷津をたどり、秋の生き物に出会おうと言う企画。お天気だけが心配でしたが、台風も東に逸れて、晴マークまで出てきて「いいぞ〜〜〜!」

 通常、第4日曜に実施している観察会ですが、今回は翌土曜に大規模なシンポジウムがあり、シンポの後には当然??飲み会??それなら、観察会は1週早めてしまおうとなった次第。ふらふら

 ともかく、観察会&シンポジウム、良かったらご参加ください。
 利根川・江戸川流域シンポジウム2009について、詳細はHPから。9月26日(土)の開催です。

 講演は、北野大さんと大熊孝さん。ちょうど、政権が変わり、八ッ場ダムの建設中止なども明言された時期、ダムに変わる治水についてなど・・・大熊さんの講演はタイミング良過ぎる??くらいかも・・。松戸駅から徒歩3分、松戸市民劇場で午前10時開会予定です。参加費も無料ということですから、ちょっとのぞいてみて下さい。

 そんなこんなで、資料作成など、なにかとバタバタしているけれど、そんなこと・・・猫には関係ないと・・日々、散歩と昼寝と・・・のんきそのもの。猫 涼しくなって食欲も回復、安い缶詰めにも、文句なく食べてくれるようになって・・ヤレヤレです。『猫、肥ゆる秋』目指して・・いるみたいですね。
posted by norarikurari at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月11日

秋が来た?

 いつの間にか??9月も中旬、秋にもなるだろうなぁ。というわけで、うちのヒガンバナが律儀にも咲き出しました。ドクダミやらフジバカマ、ノギクが繁茂する中、それらをかきわけて、ある日ひょっこり顔を出す・・彼らってホント、凄いなぁ!!

 
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 昨日は、池袋の東京芸術劇場に野田秀樹さんの芝居『The Diver』を見に行きました。野田さんのおかげで、池袋が近くなった印象。


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作・演出 野田秀樹、
キャスト:女=大竹しのぶ
     警部/頭中将=渡辺いっけい
     検察官/源氏=北村有起哉
     精神科医=野田秀樹

 不倫相手の子どもを焼き殺した女、彼女の「責任能力」を判断するために精神科医による診察が行なわれるが、彼女には多重人格のように様々な人物があらわれる・・・。

 取り調べの途中から彼女は4人の子どもを殺したというが??その事実とは?

 現代の事件が、源氏物語の夕顔や六条の君など・・・と違和感なくリンクしていく・・・、時代を越えて、男女の愛憎はかわらないってことを思い知らされた・・・。
 源氏の正妻、葵の上との携帯電話による攻防は強烈で、息詰まる感じ・・・。

 昨年、イギリス人役者によってすでに公演されたものの、見ていなくて・・・、今回初見でしたが、比較して見たかったなぁ・・。

 時空を越えた緊迫感、幾人もの女性を変幻自在に、瞬時に声も表情も演じわける大竹しのぶさんには圧倒されました。
 複雑な構成、野田さんらしい扇子や小道具の見立、巧みな演出、お囃子に笛の演奏、わずか1時間25分の間にホント、息詰まる芝居が見られました。

 最後まで暗い・・・芝居の結末ながら、最後の精神科医の声は・・・もしかして??救いに繋がっていたのか?見終っても、あれこれと考え込むような芝居で、おそらく簡単に掴み切れないからこそ、魅力的??

 芝居巧者の4人の役者が舞台上で、真剣勝負・・面白くない訳がない・・・!生の気迫に酔いながら、チラシにある「ひとは魂を裁くことができるのか」というコピーがぐさっと胸にせまりました。裁判員裁判がはじまったけれど、この言葉を投げかけたくなる??ような・・・気もしていて、これは、もしかしたら、野田さん流の疑問符でしょうか?
posted by norarikurari at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月09日

発見の喜び!

 年々、読書量も減退加減ですが、それでも、書評や本の広告の中から・・『これは??』という本を見つけて、WEB書店に発注・・・届いてパラパラとページをめくって、『面白そう』と思えた時には、なんとも言えない満足感が涌いて来る・・・。
 
 書店の棚で背表紙の題を見て勘を働かせたころより、いささかの無精加減はあるけれど・・・、それでも、出会いの嬉しさは今も変わらず・・・。

 ということで、本日届いたのは『原っぱが消えた 遊ぶ子供たちの戦後史』 堀切直人著、晶文社刊 \1900+税
 
 原っぱ・・・むかしはどこにでもあって、もちろん所有者はいたんでしょうが、鷹揚というか、まあ、大雑把というか、子どもたちが遊ぶ場所になっていることに異義なし??ってかんじ・・だったみたい。その場所は、さまざまな遊びやら交流など、子どもたちの成長にとって必要な訓練?であり、学びの場だった??ってことを、文学作品などを通して検証しているみたい??

 まだ、ほんの数頁しか見ていませんが、けっこう、これは『ヒット!!』って感じのする本です。これから読むのが楽しみ。わーい(嬉しい顔)

 ついでに、うちは零細、極小、スーパーマイナーな出版社です。これまでにまあ、いくつか冊子を発行していますが、なかでもロングセラーは2000年に出した『新・やさしいトンボ図鑑』。

 もちろん、トンボ図鑑はたくさん世に出ていますが、けっこうお値段が高いものや、手軽に持ち運べないものなどだったからか、うちのミニサイズのトンボ図鑑が、意外な人気で・・・、現在もポツポツと注文が来ます。

 さらに不思議なのは、ここに来て、東京都の書店からの注文。なんでも、学校から頼まれた・・とかで、だれか、謎のセールスマンが活躍してくれているのかなぁ??と、秘かに・・・嬉しい思いです。恥ずかしながら、うちでは営業努力がまるでなくて・・・、もう作った、できた時点で終っているって感じで、販売にはまったく力が入らず・・・だったんですが、まあ、それはどうなの??と少し思いはじめているけれど??
 
 
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 トンボに関心のある方は、あまり多くはないかと思いますが、けっこう、使い勝手が良く、初心者にも分かりやすいと言われておりますので、お薦め図書です。(入手方法についてはHPからどうぞ)
posted by norarikurari at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月06日

秋早い?

 日中、陽射しは強くても、吹く風が涼しかったり・・すっかり秋の気配と・・思って良いのかなぁ??

 ともかく、夏らしさにやや欠けたこの夏も早々と過ぎて行くのか?なんとも季節のうつろいにますます気ぜわしくなりそうな・・気配です。がく〜(落胆した顔)

 ともかく、昨日、9月5日は葛飾区郷土と天文の博物館主催、江戸川野遊び道場・・・としては久々の『ハゼ釣りに挑戦』

 潮の関係で午前8時に東西線の妙典駅に集合。釣り竿を用意した親子が集まり、いざ・・・江戸川放水路へ。

 ここは一見、川のようですが、行徳可動堰で仕切られて、洪水時の放流以外は海なのです。北限のトビハゼも生息する貴重な場所。
 まずはここで、ハゼ釣りに挑むのですが、まるで初心者の親子もいて・・さて、無事釣れるのだろうか??一般の釣り人もいっぱい・・・いて、さらに舟もたくさん出ている。つまり、皆がハゼを狙っている!!
 
 
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 最初はエサを針につけるのも・・恐る恐る??こわごわだった親子も、何度か挑戦し、運良くハゼをゲットしたら・・・あとはもう、釣りにどっとハマったみたい。
 
 初心者でもけっこう、勘が良いのか、ハゼを釣り上げているひとが多いみたい・・。
 もちろん、江戸川放水路、潮が引けば干潟が出て来て、そこにはまたいろいろな生きものが見られるし、とても興味深いところ・・。


higatakansatu.jpg

 ヤマトオサガニはお腹に卵を抱えたお母さんもいた。フジツボにカキガラはもういたるところにびっしり・・・。

 けれど、それ以上に今回は、「江戸川の味み」として、事前に用意したハゼとテナガエビなどを、油で揚げて、最後に味わってもらうことにしていた。そのための準備もあって、博物館学芸員はにわか調理人?に変身、ホント、大変でしたが、うまくカラリと揚がったハゼとテナガエビ、好評で、あっという間にすべて完食となり、同時に野遊び道場も無事終了となりました。

 はじめての釣りでも、とりあえず、なんとか1匹以上は釣れたようで、楽しかったみたい・・。

 
 翌日の日曜6日はのんびりと午後に近くの緑地を散策。まだ、ツクツクホウシの声が賑やかで・・・当然、散策のひとは少ない。
 
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 木々の葉が陽に透ける様が美しい。ムクとエノキが2本隣り合って、まるで小さな木立のような・・・さま・・・。いつ見ても仲良し樹木が微笑ましい。


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 夏の終わりの森をセミと共存って気分だったけれど、すぐ脇の外環道工事の影響で、道路工事脇にあった珍しいトタテグモの生息した崖には、扉が半欠けになったり、すっかり扉をなくしたりした巣のあとが見られたのみ・・・。
 彼らはどこに消えたのだろうか?まあ、たかがクモと思われちゃいそうですが・・・、きわめて生息数が減っていて、とっても重要な彼らなんだけど??どこかで生き延びてほしいものです。
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2009年09月01日

10年の重み?

 いつの間にか、セミの声から、秋の虫の音に政権交代が進んでいるようです。何もしていないのに、選挙の姦しさなのか・・単になまけものゆえか?慌ただしく夏が過ぎたような気がします。

 これから、正直、民主党には苦難のはじまり・・・って気もしてしまいます。だって、そんなに一気に上手く行く訳ないでしょうから・・・。飽きっぽい国民がいつ、手のひらを返すのか??いささか、心配になったり??しています。

 ともかく、選挙投票日前日は『利根運河の生態系を守る会』結成10周年、第20回運河塾が、流山市生涯学習センターで開催されました。

 時は明治23年、利根川と江戸川を結び、東京への物資輸送を速めようと切り開かれた運河でしたが、時代の変革期、鉄道に負けて、わずか58年でその使命を終えたものの、その後、ここには長く手付かずの自然が残されてきた。
 
 というわけで、運河とその周辺をまとめて保全したいと、1999年に『利根運河の生態系を守る会』が発足。折しも、運河に隣接する野田市江川地区に宅地開発計画があり、まず最初に取り組んだのが、江川地区の保全へ向けての猛禽調査などの活動でした。

 その後、開発業者の倒産という運にも恵まれ、なんと、『利根運河の生態系を守る会』が提案した以上の90haの水田と斜面林の保全を決めて、実際に動きだした野田市の素晴らしい方針転換があり、ドラマティックな変化も目まぐるしく、『利根運河の生態系を守る会』はめでたく10周年を迎えることができました。

 野田市江川地区にはこれから、ナマズを田んぼに引き込んで、ゆくゆくは、トキやコウノトリが舞う谷津田にしたいという広大な計画ができつつあります。
 また、流山市には運河に隣接する新川耕地に『ヨシゴイの里』を提案し、いずれは柏市大青田も含めて、利根運河の生き物たちの回廊づくり・・が構想されています。

 わずか10年でこれだけの変化が実現するとは、正直思ってもいませんでした。会の発足の日に、語られる計画を正直、ドン・キホーテのようだなぁ...とおもったものでした。
 とんでもない敵にいさましく立ち向かうようだと(しかも、知恵者、サンチョパンサは誰?どこに?)勝手に心配したけれど、現実はもっとビックリの展開でした。

 10周年記念のホール壇上には国土交通省江戸川河川事務所長、野田市長、流山市環境部長などがパネラーとして並び・・、
発足時には思いもしなかった構図だなぁ・・・と、ひそかに感動したりしていました。

 講演は、弘前大学の佐原雄二さん、もともと魚の研究から、捕食者の鳥に関心をもつようになったということで、ため池の生きものたちの危機的状況など、さらに、ヒシなどが繁茂して酸欠状態の池で生き残る魚たちなど、興味深い事例を交えた講演があり、あらためて、ヨシゴイを含め、人間の思いをこえる生きものたちの知恵と戦略・・・について、もっともっと知りたくなりました。

 というわけで、つい、個人的な思い入れが強くて、ひとり勝手に感動した運河塾、記念講演でした。


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posted by norarikurari at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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