2008年11月30日

強く、かわいい、イイ女

 劇団MOP主宰、演出家、脚本家のマキノノゾミさんの作品、好きです。訴えたいテーマがありつつ、きちんとエンターテイメントになっている・・・。見て楽しい上に、ちゃんと心に残る芝居だからです。

 劇団青年座がマキノノゾミの三部作を一挙公演という。過去にどれも評判だった三作品。この機会にぜひ見たい・・・と思ったものの、三作品制覇などとうてい無理。というわけで、キムラ緑子さん主演に惹かれて、本日『MOTHER』を紀伊国屋ホールにて観劇。

 これは、「歌人として、女として、妻として、母として、懸命に時代を駆け抜けた与謝野晶子。その晶子と夫鉄幹の下に、北原白秋、石川啄木、佐藤春夫、平野萬里、大杉栄、菅野須賀子、平塚明子らがつどい、そして別れた。あの忌々しい大逆事件をはさんだ明治42年から大正2年、若い彼らは文学に、社会改革に、愛に命をもやした」(初演1994年)とあるように、歴史に名を残す文学者や革命家、キラ星のごとき彼らが不思議と身近に感じられた。
 特高につきまとわれ、時代は決して明るくはないにもかかわらず、誰もが精一杯生きる姿は今も心を打つ。特に、才能に恵まれ、歌、小説、エッセイなどひたすらに仕事をし、生計を支える一方、多くの子どもを育てる生命力溢れる晶子は、強いけれど、実に可愛い女。
 「難しいことは解らないけれど、楽しいことが好き、美しいものが好き」という晶子に素直に共感。
 一時期、時代の寵児だったにもかかわらず、徐々に妻に越されて、腑甲斐ない夫となった鉄幹とそんな夫を時に疎ましく思いつつも、やはり気づかい、愛する晶子との夫婦像も、リアルにありだなぁ・・・と。
 人妻との恋愛が姦通罪となる時代、「生き恥をさらすことは出来ない」と泣く北原白秋に「生き恥などなんでもないこと。気にせず生きよ」と説く晶子に思わず拍手したくなった。
 演じる役者さんがみな大熱演で(情けない鉄幹役の山路和弘さんが良い味だしているし、緑子さんはまさに晶子って感じ)、すごくハマっていて、観客としては笑ったり泣いたり、忙しかったです。

 今年の芝居観劇はこれで終わり。見たい芝居は数あれど、なかなか厳しい状況となっているので、さて、来年はいかがなりますやら・・・・。まあ、エネルギッシュな与謝野晶子の頑張りを少し見習って、ぼちぼちと歩むとしましょうか。
 
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2008年11月24日

08年最後の観察会

 つれいあ主催、今年最後の観察会を11月23日に行ないました。あいにく今年は、毎月の観察会がけっこう悪天候続きで、予報にはなかったのに、突然雨になったりしてトホホだったけれど、それでも最後に小春日和の観察会となった。安直ですが、終わり良ければ、すべて良し・・・としておきたい。

 まずはJR常磐線、松戸駅をスタート。国道6号線に近い人家の脇にあるケヤキの巨木を見る。ホント、街中に残るだけに、いっそう貴重な緑といえそう。その木のもとにある青面金剛像もその来歴を含めて興味そそる。
 近くの花蔵院のイチョウやクロマツを見る。長い年月を耐えて来た樹木の風格には圧倒される。
 

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 上本郷の風早神社では、マテバシイの朽ちた木からヒコバエがいくつも発生し、すっかり大木となった様子を見る。樹木の命の受け渡し・・の姿は感動的。
 
 だんだん、曇りから晴に向かう天気に気を良くして、21世紀の森と広場(都市公園)へ向かう。斜面林と湿地が良好な自然を残していた場所につくられた公園は、まあ、いろいろと問題はかかえつつ、それでも都市住民が自然と触れる空間となっている。
 池にはカモも渡ってきているようだ。広場では、農業祭りなど行なわれていて、取れたて野菜が安価で売れれていた。

 午後は、歩くと汗ばむほど、良い天気となり、子安神社や蘇羽鷹神社などめぐり、関さんの森へ。都市計画道路問題で、かなり、脚光をあびているだけに、今回の観察会の参加者にもここを見たかったという方が多かった。お宅の前にあるケンポナシの老木の元にたくさん落ちている実をまず味見。一見、小枝のような実をかじると、ちょっと梨に似た甘味のある味にびっくり。関さん宅のふるい門や蔵、さらにお庭も案内してもらい、そのあと、森をめぐって...あらためて、道路問題について、その必要性からして、疑問の声も多く出た。これからの松戸市との話し合いが注目される。

 ということで、最後に、やはり関さんが所有する溜の上の森という小さな森をめぐって、点在する巨樹と緑地めぐりは無事終了。あらためて、考えさせられたという参加者も多く、意義深い観察会になりました。


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 21世紀の森と広場で見かけたスダジイの葉。だれか?が食べたそのあとが、まるでアートのようだった・・・。
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2008年11月22日

秋深し・・・

 どうも、だんだんに更新が滞りがち・・・。さしたることもないし・・・、つまらない愚痴を書くのもどうか??・・そんなこんなで・・・ついつい、先延ばしにしてしまって・・・ふらふら

 それにしても、秋も深まって・・・というか、もう、冬の気配さえ感じられたり・・・、紅葉も青空に映えるなんとも、きれいな季節。春、夏とは、まったく違う美しくもちょっともの寂しい・・・気配が、よけいに味わい深く感じられます。

 まもなく、訪れる冬を前に・・・この華やぎ・・が、一段と陰影を深くしているみたい・・・。

 というわけで、明日は、お天気もなんとか良さそうだし、08年最後の観察会です。地元中の地元の緑地めぐり、巨樹めぐりです。

 紅葉の美しさを満喫して、この世の憂さなど、ケセラセラ・・・としたいと思います。わーい(嬉しい顔)
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2008年11月17日

飼い主を選んだ猫?

 最近読んだのは『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』という、なんともショッキングなタイトルの本です。鳥取環境大学で、動物行動学や人間比較行動学を研究しつつ、学生たちにおしえているという著者。動物好きにはなんとも楽しい本、お薦めです。

 で、その本の最後に、犬や猫が飼い主を選んだ事例が紹介されている。あるうちに飼われているのに・・・どうもあっちのうちの方が良さそうだと、移籍を希望する・・って、見捨てられた家のショックはちょっと計り知れない気がしないでもないけれど。

 それにしても、うちの黒猫・ゴンも、うちを選んだのか?いえ、私を選んだのかも知れません。なにしろ、駅前で出会って、ちょっと声をかけたら、とことこ後を付いて来て、そのまま、居着いちゃったんですから・・。
 まったく、化粧ッ気ゼロ、普段着もいいところのおばちゃんのどこを見初めたのか??未だになぞですが、まあ、その時は、単純にだれでも良かったのかも知れないなぁ??で、来てみたら、一家を上げての歓迎・・・なにしろ、皆、猫好きですから・・・、ゴンにとっては、まさにビンゴ!!そのまま、ぬくぬくと居座って、今や、立派なデブ猫です。

 でも、野良の習性も残っているから、どうしても外にも出たい。出ると、なんかしら・・あるらしく、今度は、なぜに、前足を痛そうにしているのか??と思ったら、なんと、肉球の皮が剥がれていた。ホント、それでも、出かけたい・・って、どんな用事があるんだい??

 
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 こうやってみると、悪役にぴったりの風貌だなぁ??猫ムービーの悪役決定!!でも、ホントの性格はおとなしくて、けっこう気弱??
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2008年11月16日

ドングリを食べる?

 15日は世間的には七五三でしょうが、うちの近くの雑木林で子どもたちとの『野遊び道場』でした。お天気はまあ、曇りがちながら、雨が降らなかったし、さほど寒くもなかったから・・『『良し』とすべきでしょうか。

 いつの間にか、雑木林も紅葉してきている。そんな、季節の変化も感じつつ、まずは、開発からかろうじて残ったベルト状の雑木林で、ドングリさがし。コナラ、シラカシ、クヌギ、似ているようで、ちがったドングリ探し...。

 続いて、縄文時代の貝塚が雑木林になったところへ移動。樹木の観察や、オオタカの食痕を見たり、シジュウカラやコゲラを観察したり・・、なんと、レア物のトビナナフシに出会ったり・・意外な楽しみがいろいろ。

 竹トンボを飛ばしたり、数珠ダマで腕輪をつくったり・・その間に、マテバシイとスダジイの実をフライパンで炒って、みなで、試食したり・・・。小さな小さな林でも、楽しみはいっぱいあって・・・わずか2時間ほどでしたが、なかなか充実の時間を過ごしました。

 参加者も例年より多く、わりとあたたかな半日、たくさん楽しめた林には、ホント感謝でした。


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2008年11月13日

久々の小春日和

 このところ、ずっと悪天候、寒くて・・・11月中旬なのに、もう12月半ばの気温・・・って、トホホでした。しかも、毎日陽射しがないので、さらに、寒い感じ。まるで、ちょっとした我慢大会の気分。暖房器具を出せば、いいけれど・・・もうちょっと、もうちょっと、頑張ってみようかな??ということで、なんとか、耐えましたもの。

 で、本日は、ピカピカの天気になり、ああ、なんと嬉しいこと!!これが『小春日和』です。木々の紅葉も本当に美しくみえて・・・、イイ気分。なんか、儲けもの・・・って、気分になるって・・・単純なやつ。
 
 さらに、夕方、大きな黄色の満月がみえた。きれいな月、なんて完璧な円形、黄色く輝いて、うさぎもちゃんと餅をついているじゃないか・・・。いまでは、もう月にうさぎがないことは充分承知ですが、でも、そう見える・・・って、良いんじゃない?

 それにしても、ブログも長く続けると、だんだん、ネタ不足ってこともあるけれど、それ以上に、ごまかしようがなく、自分というものが現れちゃうみたいで・・・、ブログはじめた時とはぜんぜん、違う方向になってきちゃているみたいだ・・・。こまったな???


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まるで、黒地に白丸みたいですが、これが、08年11月13日の満月です。やはり、そうは見えないか?ふらふら
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2008年11月10日

寒さに震えて・・

 いきなり、寒くなって・・・トホホです。ダッシュ(走り出すさま) 毎年のことですが、この時期って、「あれ?こんなに寒いって・・なんかの間違いでは??」と思いつつ、あわててセーターなど出してくるけれど、まだ、暖房は早いだろうと・・震えている。

 せめて陽射しがあれば・・・随分違うだろうに・・、曇天、時に雨も降って・・ホント、ぜんぜん、気温が上がりません。で、ネコも丸まって・・・眠っています。まあ、たっぷり脂肪をつけて、毛皮もふかふか・・・、一緒に寝てくれたら、猫アンカになってもらえるのになぁ・・。猫 残念!

 土曜日に、久々にレンタルしたDVDを見ました。『中国の植物学者の娘たち』・・・植物学者の娘たちってことでレンタルしたけれど、解釈がちょっとまちがっていたような??

 植物学者を目指す娘たちか??と思ったのですが、確かに最初は高名な植物学者のもとへ、1ヶ月半、学べる許可を得て、孤児院から娘がひとりで出かけるんです。行き先は昆明の先??の湖??だかの島に暮らす植物学者のもと。エキゾティックで、植物もいろいろ茂って・・・なんだか・・・意味ありげな雰囲気。

 植物学者は、いかにも学者らしい、時間にも、ものごとにも、やたらに・・こだわりをもつ気難しい男。その男ににつかえるような・・、孤独な実の娘がいる。

 エキゾティックな風景、お祭りや、さらに、結婚式やら・・美しい映像をたっぷりと楽しめたけれど、ストーリーは残念ながら、あまり共感するにいたらず・・。

 それにしても、ヨーロッパやアメリカの風景を見ても、エキゾティックと感じないのに、なぜか・・・中国や東南アジアにエキゾティシズムをより濃厚に感じてしまう・・・不思議。
 近いようで・・・遠いのは、単に距離ではなく、むしろ生活も、風習も・・・遠い??みたいで、意外なことに、やたら異国を感じるようです。
posted by norarikurari at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月05日

久々の遠出をして・・・

 11月1〜3日と3連休でしたが、1、2日に比べると、いささか天気のさえない3日。かつては晴の特異日だったはずの文化の日に、珍しく遠出をしました。と言っても、うちのことですから、片道約2時間弱。東京都あきる野市に、目下問題となっている道路建設予定地を見に行ったってことです

 10年ほど前までは、けっこう、奥多摩の山や、五日市近くの里山へ来ていたけれど...最近はすっかりご無沙汰でした。現地案内の方と福生駅で「はじめまして」の挨拶。車で現地へ直行。

 
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 40年前の道路計画、都道秋3・3・9号線がこの巾着田の真ん中を通る。用地買収も終えて、予算もつき、その橋脚が遠からず建設されるという。のどかな田園風景、稲刈りを終えて、はざ掛けが懐かしい風景が広がっている。その田を縁取るように平井川が彎曲して流れている素晴らしい景観の地。ここはまた、近くの山に生息するオオタカが狩りをする重要な場所でもあります。台地にはさまれる巾着田、平井川の脇には険しい崖から湧水がゆたかに流れ出しているというなんとも自然度の高いところ。

 ここに、巨大な橋脚が聳えたら、景観は台なし。そもそも、必要性も失せた過去の道路計画がゾンビのごとくよみがえってきた・・・のは、単に公共事業が必要だからでしょう。この橋をかける部分が用地買収されたのみで、その前後は見通しがたたないようですが、それでも・・・やっちゃえ・・・って、乱暴以外なにものでもない・・。ということがよ〜〜く解りました。

 のどかな田園風景、ニホンの原風景を、地元の方々が愛し、農業が行なわれ、散策や自然観察、子どもたちの自然体験の場ともなっているだけに・・簡単に失いたくない環境です。
 日ノ出山を源流とする平井川も水の澄む良い川、魚影も濃く貴重な自然ですが、すでにいろいろと改修工事が行なわれていて、人知れず失われる自然の悲しさを感じた。もっと、注目されることで、無駄な公共事業がやりづらくなると良いなぁ・・・と思う現場視察でした。あきる野市高瀬耕地周辺、お近くの方はぜひ、足をのばしてご覧になって下さい。

 やはり、現場を見ることで、より身近に問題が感じられる・・・と、遠出は大変でしたが、満足の1日でした。


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 これは、道路建設現場から、さらに遡って、圏央道を越えた於奈淵という平井川の中の景勝地。昔ながらの平井川の姿をとどめる貴重なところでした。
posted by norarikurari at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月02日

あ!っと驚く??

 もう11月です。なんと、なんと!!今さらながらに、気づいてビックリです。がく〜(落胆した顔) 正直、今年も残り、2ヶ月を切り、年賀状も発売になり、朝晩冷え込んで来て・・・「そんな・・・聞いてないよ〜〜〜〜」と叫びたい気分。ふらふら

 さらに、世界的に金融危機だそうです。まあ、うちは万年零細、ごまめの歯ぎしり・・・って感じのミニミニ通信社ですから、株が下落しても、円が高くなっても、無関係・・・と言いたいけれど、結局、どういうわけか、ツケが回り回って来たりして、一番ひどいダメージを受けたりするみたい・・。ホント、聞いてないよ〜〜〜。もうやだ〜(悲しい顔)

 経済って、まるで、チンプンカンプンで、家計さえ、なるようにしかならない・・・って、丼勘定でやって来たものとしては...ホント、今後、どうしましょう??

 とりあえず、秋晴れの高い空と雲を『きれいだなぁ〜〜〜』と眺めるのは、無料で良かった。
 わーい(嬉しい顔)
posted by norarikurari at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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